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移行期

本吉地区に行ってきました。
沿岸部から離れた山間まで津波の跡がありました。
3月11日に沿岸部にいた人は「ぐっと波が引いたんだ。壁みたいなのがやってきた。あんなのが来るとはなあ。まだあそこのしょうちゃん見つからねべ。」震災から20日たった今でもまだ行方不明者が大勢。毎日、対策本部に集まっては行方不明者の安否確認が行われています。「もうあきらめでっけどよ。」と話す人もいます。希望と落胆とがまじりあい眠れぬ日々が続いています。子供たちは直ぐに泣き出し、ひとりが泣くと周りの子どもも一緒に泣いてしまいまうのです。住民は血圧が普段より20~30mmhg高くなっており、血圧の薬が普段より追加で処方されてます。時間がたつにつれ、避難所生活の疲労と表面には見えない、そして本人たちにも気づかない傷跡が表れてきているような気がしました。
町全体が壊滅し、仮設住宅が建つ目途は半年以降だったり、他の市町村に移動する話も出ていますが、今後の計画も見通しもはっきりとはわからないのが現況です。町がなくなる事への不安や災害地へ戻る事の恐怖など複雑な気持ちで何とも言えない空気が流れることがあります。目の前のことを考えて必死だった時期から先のことへ考える移行期に来ています。目の前の現実と向き合うつらい時期です。そんななか、その地区の災害対策の本部長は言います。「1000年に一度の津波だ。今までも人間は生きてきたんだ。だから大丈夫。」と。力強くみんなを守っている、支えになっている印象がありました。
この災害が忘れられることがないように。ここの住民がまだまだがんばっていることが忘れられないように。住民の思いを伝え、関わっていきたいと思います。

自衛隊

はし
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