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子どものこころの支援

 
ジャパンハート小児科医の吉岡春菜です。

宮城県は7月11日に梅雨明けし、本格的な夏到来です。
石巻市では津波の後の悪臭とハエの被害がひどく、暑い中マスクをして過ごされています。

今回は石巻市河北・雄勝・北上ブロックでの乳幼児健診のこころの相談への参加、
気仙沼地区で新たな幼稚園への介入を行いました。

今回の乳幼児健診は1歳半前後の子どもが対象でした。
健診には兵庫県、鳥取県からきた応援の保健師さんや東北大学からの協力体制もあり、
とても丁寧な対応で実施されています。

まず気になったのが

ミルクに関する栄養の問題

スエーデンをはじめ各国から送られてきた高カロリーの液体ミルク。
これが乳児のいる家庭に大量に支給され、震災後は助かったそうです。
しかし、震災から4か月が経過した今でも

「もったいないから」

という理由で、2歳前後の子どもに哺乳瓶で液体ミルクを与えている家庭もあり、
離乳食がすすまないことや哺乳瓶を卒業できず虫歯が増えるという問題が出てきています。
お母さんが外国籍である場合も多く、個別訪問を丁寧に繰り返しながら対応しておられます。
東北の保健師さんの関わりは子どもたちと母親にとって、大変心強いものだと感じました。

震災の影響が乳幼児の精神にも出ているのだろうか?
お母さんたちの相談開始。

出来事の大きさにかかわらず、子どもたちは周囲の大人の声色や表情、身体の硬さ具合など様々な要素を感じ取って出来事に対する不安や恐怖感をリンクさせているのだと思います。震災以後、直接被害がなくとも、転居や同居など様々な負荷が家族に加わり、安定していないお母さんの子どもはたとえ乳幼児であってもしっかりとそれを感じ、心身に影響が出てきています。震災以後、体重の増えが悪い、寝つきが浅い、後追いがストレスになる・・・。
どんな対応が必要で継続可能なのだろう。

新しい幼稚園への介入は父母会でのお話しとお母さんが子どものためにできるリラクゼーション法を実施。
この幼稚園は山林地帯にあり、直接被害はなかった地域ですが、自宅や大切なものをなくして転園してきた子どもたちが混在しており、ひとりずつ丁寧なかかわりが求められています。

ゆっくりとではありますが相談して下さる幼稚園の先生、お母さんが増えてきています。

信頼して下さる皆さんに寄り添い、

未来の灯りを一緒に燈して微笑みがこぼれる日が訪れますように。



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吉岡春菜さま
およびJHスタッフの皆様

JHが気仙沼での子供の心のケアを行うと聞きました.
ご存知かもしれませんが,現在プレパークという団体が「あそびーばー」という遊び場を子供たちに提供して遊んでもらうことで心のケアをやっています.
http://www.playpark.jp/asobibasien/index.html
私が見学に行ったときが特別だったのかどうかは分かりませんが,大人一人に子供たち8人ぐらいが殴る蹴るを繰り返していました.
中には5年生ぐらいの子もいました.
これは遊んでいるのではありません.
ただのリンチです.
異常だと思いました.
これで心のケアになっているのか?

アプローチは違えど,子供の心のケアという意味では同じ方向を向いていると思っています.
あそびーばーのスタッフは恐らく心のケアの専門的な知識は持ち合わせていません.
遊んで発散=心のケアだと思っていると思います.
例えばあそびーばーで心のケアが必要そうな子をJHに見てもらうとか,何かそういった連携が出来ればよりよい子供の心のケアが出来るのではと考えていました.

ご検討いただければ幸いです.
#こういう話もちょこっとJHの方々としていたのでもしかして実現していればと淡い期待を抱いています.
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Author:ジャパンハート
ジャパンハートの東日本大震災の救援医療活動の報告。
日々、リアルタイムで報告します。

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